音楽家として活動していた高橋さんは、コロナの影響で仕事が減ってしまったことから転職することしました。コンビニのレジ打ちやタクシー運転手などの選択肢を迷っているなか、保育士の友人に相談したところ、「資格や経験を積み重ねていくことも考えてみては?」との言葉といくつかの資格について教わり、その中のひとつだった介護職員初任者研修を受けることにしたそう。
その後、就職活動でご縁があったサンライズ・ヴィラ森の里(有料老人ホーム)で現在勤めることになりました。「1日8時間、動いていることへ身体がついていくのが初めはやっとでした」とこれまでの音楽家としての働き方から介護職員としての働き方に変わった当時の大変だったことを振り返ってくれました。働き始めて数か月がたち、取材に伺った際の高橋さんは、ご利用者さんの様子に気を配りながら、テキパキと働き、すっかり介護士らしくなっていました。
「音楽家も何人もの人で協力しながら仕事をしているので、それは介護の仕事においても活きていると思います」とこれまでの仕事のスキルを上手に活用して頑張っていました。
(影山)