初任者研修に通ってくださっている時から、クラスのムードメーカー的存在だった原橋さん。彼女は湘南ケアカレッジの卒業生でもある義理のお兄さまのすすめで、研修を受けに来てくださいました。まるで血のつながった兄弟のように仲が良く、介護の仕事を探す際も一緒に意見を出し合い、考えていました。仕事の相談を真剣に家族とすることができるなんて、羨ましいですね。
「病院で働いていた時は、安静にしないといけないなど多くの制約があり、患者さんに対して出来ないことがたくさんありました。もっと話を聞いてあげられたら良かったと思います」と胸の内を話してくれたことから、リハビリや病気の治療の場ではない、ご利用者さんが自分の家として過ごしている施設に候補を絞りこみ、一緒に巡りました。
その中のひとつ、特別養護老人ホーム・かりん町田を見学した帰りに、「病院と違って、お家みたいでアットホームだった」、「仕事が忙しいのはかまわない。そういうことよりも、もっと穏やかな雰囲気のところで働いてみたくなりました」と言ってくれました。希望にかなう場所でもあり、通勤時間も前の職場よりも近く、彼女は今、笑顔で働いています。
(影山)