
以前はIT関連の仕事をしていた宮口さんが、介護職員初任者研修の受講を決意したのは、湘南ケアカレッジの卒業生でもある友人がすすめてくれたことがきっかけでした。
「宮口さんには、介護職が似合うよ!研修を受けるならケアカレだね!」
洋服ではなく仕事の話なのに、「似合う」という言葉を使って介護の仕事をすすめられたのは、彼の人間性ゆえだと思います。物腰の柔らかな話し方、ゆったりとした雰囲気を持っている彼であれば、素晴らしい介護ができるはずだと友人は思ったのではないでしょうか。
いくつかの施設を見学した中で、「ここ(輝の杜)でなら、お客様とゆっくり関われる」と選んだのがもう一年前。誰からも慕われていることが、インタビューで潜入した際の何気ない瞬間にふと耳にした、「ありがとう」というお客様の声からもよく伝わりました。
お客様の前では急いでいる素振りなど一切見せず、しかしバックヤードの階段を移動する際には早足で階段を駆け上がっている彼の姿に、介護職のプロとしてお客様に向き合う姿勢が感じられました。
「介護は人と関わって、人間性が成長できる仕事」と、まっすぐに前を見て語ってくれた彼の、これからのさらなる成長が楽しみでなりません。
(影山)